RESEACH
構造材料および機能性材料の脱酸技術に関する研究
鋼などの構造材料の中でも高成形性が要求される場合は、欠陥の起点となる酸化物系介在物の徹底的な除去が望まれます。この介在物が生成しない脱酸プロセスとして注目されている電気脱酸について、スラグフリーの導線直接接触型の装置による基礎研究を行っています。また、高保持力磁性材料である鉄ネオジム系磁石に添加されているジスプロシウムなどの希少金属は供給が不安定になる懸念があります。そこで、これらの使用をセーブするための元素戦略としての鉄ネオジム系磁石の脱酸プロセスの熱力学を研究しています。